vol.370 記憶がない世界
2024-12-13
・武蔵の収録時期
・まんだらけの設計の秘密
・記憶がない世界
スーザンさんのお話の最後ですね。
『「武蔵」には虚空蔵55様のお力添えがあったと前書きまで伝えていただいておりましたが、そのお言葉を拝見したためか、 全編を通じてどこか懐かしい印象を受けておりました』
これ、そうなんだよね、武蔵はだいぶ前に収録したんで、虚空蔵55と古川君が収録して。本当だいぶ前だね、10年ぐらい前じゃないかな?私、目風はちょっと…少しはね、全くタッチしてないわけないんだよ。
あのね、ここが複雑なことで。なんつうの、時間ってのはややこしくてね、目風ってのは後から…後からじゃないのか、その前に誕生したのかな。ちょっと時系列がわかんないけど。もうもうあんま関係ないの、古川くんってのは。この時系列とは。
あのね、面白いことがあって。なんだっけ、これ話せるかな?
ほら、古川くんの記憶ってのはだんだん薄れてるじゃないですか。薄れてるんですよ。本当に薄れてんの。でね、ボケと覚醒に至る前のその記憶の薄れってのは全然違うんですよ。で、それは前にもちょっと話したように、 あらゆる事象。今こう周り見てですよ?新しく…。
昔、ここの部屋は私が作ったんですよ。設計して、全部。まんだらけってのは皆んな私が設計したんだけど、私ってか古川くんがね。よく知ってるはずなのに、全然知らないっていうか、真新しいっていうか、初めて見たような感じ「どこここ?」って感じの印象をたまに受けるわけ。しょっちゅうは受けないよ、たまにね。
いや、それは記憶がなくなってるからなの。見るたんびに新鮮なわけ。
ブロードウェイで廊下歩いてても「ここどこ?」っていう感じになるわけですよ。で、「あ、ここはブロードウェイだったって」いうの分かるんだけども、 めっちゃ新鮮なわけですよ。それは記憶がないからなの。
覚醒間近の人っていうのは、いろんな段階の覚醒あるけども、ある程度記憶なくしていくわけですよ、どんな段階であっても。なくさないと覚醒に至らないんですよ、実は。なくさないで覚醒になる人ってのは大したことないんですよ、本当に。イタコの神降ろしみたいな、そういうレベルわけ。もっと進んでいくと、今進んでる状況で。その記憶がなくなるとね…あれなんだよね。あれ。
何言おうとした?あ、止まった。ストップがかかったぞ、なんか今。出てこねえ。なんか大事なことをみんなに伝えようとしてたんだ今。
うーんとね…え?ダメなの?あー、出てこねぇ。 出てきたらまだ言います。ちょっと記憶がなくなったのか、ストップかけられんのか、今わかんない。
『私には想像もつかない遥かな高みからの知恵の詰まったお言葉を賜っているような感覚は、アンカーのように、アンカーのように腹に食い込むようであり、とても大きな存在感を覚えております。
武蔵を拝見させていただき、私には到底計り知れない背景があるのだということを改めて突きつけられたようでもあり、己の未熟さを改めて痛感いたしました。
今後とも、目風様の知恵に大いに学ばせていただき、自らの気づきを促していきたいと思います。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げますと。本日も誠にありがとうございました。』
記憶を薄くしてくとね、薄くなっちゃうと…あ、時間が関わってんだね。時間が関わってて。
時間が早くなるっていうのは言ったじゃないですか。あなたはどう思う?時間が早くなってると感じる?
かわかつ)
もうこの1年一瞬でした。
一瞬でしたか。そうなんだよね。今、それは実際に終末期を迎えてるってのもあるんですよ。それもあるし、年寄りは若い頃よりも年取ってからの方が早くなるっていう感覚もあるのね。だから本当にそれもあるし、いろんなことがあるんだけども、 その記憶をなくしていくとね…時間が早くなるんじゃない…なんだろう。この間教えてもらったんだけど、どうしても出てこないというのはダメなのかなじゃあ。
あダメだ出てこないね。ごめん。 これは言ってあげたかったけどな。
かわかつ)
もしかして、御祭舟2巻の後書きに書いたってことと関係しますか。
何書いてあった。
かわかつ)
時間の流れがすごく早く感じる。
それはだってあれでしょ。終末期だからじゃないの。
かわかつ)
なんか覚醒が関係してるという風に書いてあった覚えがあるんですけど。
覚醒が関係してる。うんあのね、時間と関係するのよ。えーとね時間は早くなる…。
もう「時間」か。変な終わり方で申し訳ないな。このお詫びのどこかでちゃんとお話しますので、今日はここまで。